一般社団法人らしえる

レクの報告と支援について思うこと

皆様、こんにちは。

らしえるの代表理事、伊藤雄一です。

今回は、週に2回実施しているレクについてのお話。

らしえるでは、自閉傾向が強い方こそ、人と仲良くする、つまり友情を育んで欲しいなと考えています。

そんな想いではじめたレクですが、約一年が経過し、出来た事と課題が明確になってきました。

まず出来た事。

レクに参加できなかった方が、当たり前のように参加できるようになった事。

レクを楽しみにしてくださり、曲のリクエストが出来るようになった事です。

立派な結果だと思います。

らしえるは余暇のサービスですから、ただその時間をご一緒するのではなく、一緒に楽しむ要素を提供するのが必須だと思っています。その一つがレクですから、この点は大切にしていきたいと考えております。

しかし課題もあります。

いくつかありますが、一番の課題は、レクで気持ちが高揚しすぎてしまい、大声が出てしまったり、ついつい職員を叩いてしまったりする方が見受けられる点です。

これは、もともと想定はしていましたが、個人差があって調整が難しい点です。

現在、解決策をあれこれ検討しながら試みています。

いずれにせよ、しっかりと乗り越え、良い結果につなげていければと思っています。

ここまで書いて、ふと思い出しました。

支援と言っても、そこにはさまざまな場面、さまざまな展開がある事です。

私自身も、いろいろな利用者さんとご一緒してきましたが、そこには楽しい事はもちろんですが、つらい事も多々ありました。

一番つらかったのは何か?

それは、利用者さんの苦しみがわからなかった時です。

「どうしてこの方は、このような行動をするのだろう?」

考えてもわからない。その時は「ごめんなさい」と思います。その時が自身にとってもつらい事です。

だから予測をしてみます。そして統計を取りながら、傾向を考えます。

結果うまく行けばしめた!と思います。

しかし的外れだったときは、利用者さんに対して申し訳なく思います。

ただ、一回や二回の予測でうまくいく事など、まずありえません。

ですから気持ちを奮い立たせて、再び取り組みます。

そもそも困った行動をする事で、一番つらいのは利用者さんご自身であり、

そのご家族です。支援者が一度や二度でへこたれるなど、それこそ申し訳ない事です。

だから出来るだけ気長に、しかし問題から意識はそらさないで取り組んでいきます。

こんな事を繰り返しながら、気づけばもう5年目になっていました。

私思うのですが、つらくても、それを楽しまなければ、結局続きません。

誰かが言いました「つらいときは、それを楽しむしかない」と。

つらいのに楽しめるんかーい、と突っ込まれそうです。

ですが本当にそうなんですよね。楽しむしかないんです。

「つらいけど、頑張る」では続きません。

「つらいからこそ、それを楽しむ」んです。

具体的にはどうすれば「楽しめる」か?

あえてつらい気持ちを横に置いて、別の視点で考えてみる。

環境を変えてみる。

人から助言を得る。

根を詰めすぎないでしっかりと休む。

・・・などさまざまです。

そして努力の甲斐あって、うまくいった時の喜びはひとしおです。

お金では買えない、やりがいにつながると思います。

それこそ、この仕事の醍醐味であり、是非体験してほしい事です。

それから、支援をする事で得られるものが、もうひとつあります。

それは自身の「人間力が向上すること」です。

人の気持ちに寄り添い、人のために考え、実行する。

これは必ず自身の「人間力向上」につながります。

間違いありません。

もしもあなた様が、この記事を読んでいて、福祉の世界に興味をお持ちになったら、是非是非飛び込んでみて欲しいものです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。