一般社団法人らしえる

小さな命を守る活動

皆さん、こんにちは。らしえる代表の伊藤雄一です。今回は、小動物のお話。

らしえるでは、野良猫を保護する活動をしています。

きっかけは、らしえるの敷地に迷い込んだ野良猫ちゃんでした。どこから来たのかわかりませんが、いつの間にからしえるの敷地内でよく見かけるようになりました。

しかし猫は繁殖力が強く、不用意に餌付けなどすれば、たちまちのうちに増えてしまいます。

どうしたものか・・・!?と思っていたある日、野良猫ちゃんが足に大けがをしました。他の動物に襲われてしまったのか、理由はわかりません。

けれども、足を引きずりつらそうにしている姿を見るにつけ、どうしても放置しておけなくなりました。こうして私は、野良猫ちゃんを守る事を決め、食事や寝る場所を与えました。

その結果、野良猫ちゃんはみるみる回復していきました。

そこまでは良かったのですが、一度食事を与えてしまうと、最早自然に返す事は難しくなります。そして食事にありつこうと、他の野良猫ちゃんも集まってくるようになってしまったのです。このままでは、やがてどんどん繁殖してしまいます。

聞けばとなりの市に、格安で野良猫の避妊・去勢の手術をしてくださる病院があるとの事で、すぐに野良猫ちゃんを捕獲し、病院に連れて行きました。

もちろん手術代は自身で負担せねばなりませんでしたが、後ほど市から補助が出る事を知り、現在ではそちらを活用させていただいております。

こうして一頭、また一頭と捕獲し、根気強く手術をしていきました。また避妊・去勢の手術のみならず、ワクチン等の接種も行いました。

やはり敷地にいる以上、人が接触しても大丈夫なようにしておかねばなりません。かなりの手間でしたが、何とかやりきりました。

やがて野良猫ちゃん達が繁殖する事は無くなり、動物が好きな利用者さん、職員さんにとって彼らの姿は「癒し」となりました。

とはいえ、動物が苦手な利用者さんもいますから、それらにも配慮しつつ、共存していくように心がけています。

あたたかな日差しのもと、のびのびと過ごす小さな命。らしえるは、そんな場所でありつづけたいと思っております。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。