皆様、こんにちは。
らしえる代表の伊藤雄一です。
私どもらしえるでは、いわゆる利用者様の「余暇の支援」を提供させていただいております。
本日はこの「余暇支援」についてのお話です。
例えば生活介護や就労でしたら、利用者様にとって生活の中心になるものと思いますが、
らしえるはあくまで余暇。つまり学生さんならば、学校が終わってからの過ごし。そして、成人の方でしたら、就労先が終わってからの過ごしをご一緒しています。
それともう一つ、土日や祝日などの過ごしも、さまざまなプランでご一緒しております。
そう考えますと、らしえるのサービスとは、決して「主」ではなく、どちらかといいますと「副」のサービスになるのかな?と思っております。
しかしながら「副が充実していなければ、主も充実しないもの」と信じてこのサービスを提供しつづけております。
障がいをお持ちの方でも、そうでない方でも、自分にとっての「ごほうび」が必要です。
毎日ストレスを溜めながら、お仕事や家業をされている方も、週末にちょっとしたお出かけとか、買い物とかの「ごほうび」があれば、毎日がうるおいますよね?
障がいをお持ちの方も、まったく同じと思っています。
ですから、夏の暑い時は一緒にプールに行き、秋の季節になれば、山登りをして紅葉を楽しむなど、
その過ごしが利用者様自身にとって「ごほうび」となるよう、極力工夫しています。
それからもうひとつ。
らしえるのサービスには、年齢制限がありません。
例えば就労でしたら成人の方、放課後等デイサービスでしたら、学生の方しかおりませんよね?
らしえるのサービスは、学生でも成人でもお使いになれますので、例えば高校で一緒だったけれど、卒業して離れてしまった方が、らしえるでお逢いできる、
といった事が可能です。
現実にらしえるでは、学生が「友情を感じられるようなイベント」を増やし、大人の職員はサポートに徹し、あくまでも学生同士がお互い引っ張り合って、
伸びていく方針を取っています。
具体的には、外出した先で、学生同士が協力しあうイベントの実施です。
(レクリエーションや、調理などをしています)
こうすることで、障がいをお持ちの方が育みにくいと言われる「友情」を培ってほしいな、と思っております。
そして、友情が芽生えたら、卒業して離れてしまっても、らしえるでお逢い出来るといった訳です。
先日も、学生時代は同級生だったけれど、それぞれ別の進路に進んだ男子二人が、外の施設で仲良く食事をしていました。
お二人とも、目をきらきらと輝かせて楽しそうにしている姿を見て、
「ああ・・・この仕事って素敵だな」と改めて思った次第です。
もうひとつ。成人の方も思わぬ出逢いがあったりします。
先日らしえるに来ているAさん(男性)と、Bさん(女性)のお話ですが、
Bさんのお母様がらしえるに来た時、たまたまそこにいらしたAさんをお見かけし、
「あらあ、Aさんじゃないの!?昔はうちのBと同級生だったのよねー。大きくなったわねー」と懐かしんでおられました。
私ども職員は、AさんとBさんが昔同級生だった事をまったく知らなかったのですが、Aさん自身とBさん自身はもしかしたら、お互いを意識されていたかもしれません。
そうだとしたら、それって素敵な事ですよね!?
こんな「小さな出逢いの奇跡」と呼べる事も、らしえるでしたら可能です。
皆様にとって良き余暇と、出逢いの奇跡を提供出来ますよう、引き続き精進して参ります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。